温泉について

阿字ヶ浦温泉のぞみの温泉は、当館の入り口階段の横を地下1504メートル掘削して湧出させた自家源泉を使用しています。日本各地にある火山性の温泉とは違い、古代の海水などが、何千年と言う時間を経て濃縮・熟成され、地下に閉じ込められたものです。まさに地球の恵みであり、「古代の湯」や「化石海水」ともいわれる、とても貴重な温泉です。湯上り後に、体が芯からよく温まっていることが体感しやすい温泉です。

源泉名：　阿字ヶ浦温泉　のぞみ
泉質：　ナトリウム-塩化物強塩泉（高張性）
効能：　冷え性・健康増進・疲労回復・関節痛・関節のこわばり・うちみ・くじき・五十肩・切り傷・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童・慢性婦人病・筋肉痛

特徴その1 　『濃い温泉』

関東近辺・県内でも屈指のすごく濃い温泉

「温泉」・「療養泉」として認められる成分量の基準のなんと26倍以上の成分があるんです！

温泉は溶け込んでいる成分の量（濃さ）によって、「高張性・等張性・低張性」に分類されます。高張性（濃い）ほど浸透圧が高くなり、温泉成分が体にも染み込みやすくなります。のぞみの温泉は、「高張性」の温泉に分類されます。のぞみの温泉１ｋｇ（約１L）の中には、溶存物質総量（ガス性のもの除く）が26.69g/kgあり、温泉・療養泉基準のなんと26倍以上、高張性としての温泉基準の2.6倍以上の温泉成分を含んでいます。これは関東近辺・県内でも屈指の濃さを誇ります。日本には、のぞみと同じナトリウム-塩化物泉が数多くありますが、そのほとんどは低張性のものばかりのようです。同じ塩化物泉でも、のぞみの温泉は「高張性」の、ナトリウム-塩化物『強』塩泉であり、ここが違いとなって泉質が良いとの好評を得ています。

とても成分が濃く、体に浸透しやすいため、湯あたりもしやすいのでご注意下さい！はじめは短時間から様子をみながらご入浴下さい。

贅沢な温泉！？

のぞみの温泉１Lを蒸発させると、26g以上の温泉成分が蒸発残留物として残ります。家庭の浴槽約200Lに、のぞみの温泉を満たしたとすると、その中に5338g（5.34kg）の温泉成分が溶け込んでいることになります。この時の濃さは、家庭の浴槽に一般的な入浴剤（30g）を約178袋を入れた濃さと同じ程度になります。
そう考えると、なんかちょっと贅沢な気分になりますね。

特徴その2 　『よく温まる』

なんだ！？汗がひかないぞ～

入れば分かる！効果が実感しやすい温泉。入浴後のぽかぽかが続く「熱の湯」

ナトリウム塩化物泉は、塩分の作用で汗の蒸発をふせぐ効果があるので、湯冷めしにくいという特徴をもっています。そのため「熱の湯」「温まりの湯」ともいわれています。特にのぞみの濃い温泉は、さらにその効果が実感しやすく、夕方に入浴すれば就寝時に布団に入ってもぽかぽかが持続して、夜もぐっすり眠れるとの声も。よく温まるので神経痛や関節の痛みにも効果が期待できます。この泉質の効果をより得るために、湯上がり時に、シャワーやかけ湯で温泉を洗い流さないことをおすすめします。

なかなか汗が引かず、お帰りの精算時に汗だくのお客様をよくお見かけします（笑）。水分補給にもご注意下さいね。